大きいお尻VS.小さいお尻

日本の歴史に見る美的ヒップとは?

美しいという感覚は、時代によってどんどん変化していきます。少し前までは、世界中で、すごく細い脚がはやっていたので、いきおい、「お尻の小さな女の子」が人気でした。しかし、ここ最近の美的ヒップの価値観は、少し変わろうとしています。

 

変わらないものを持とう

時代の流行を読んで、自分のヒップサイズを大きくしたり、小さくしたりするのは、とても大変なことです。意志が強くて、「ヒップなどダイエットでいくらでも小さくできます」という女性がいたところで、その女性のカラダは悲鳴をあげるくらい大変な思いをしています。

 

ヒップのインナーマッスルは、歩くとか座るという日常の動作でほとんど使われることがないので、放っておくと、重力にあらがえずに、どんどん垂れ下がってきて、大きなお尻になります。
また、インナーマッスルの力が弱いと、骨盤を支えきれなくなって、脂肪をお尻の表面にどんどんつけていきます。
しかし、そういう大きなお尻が美人の条件とされている時代もありました。

 

江戸時代から夏目雅子さんまで

江戸時代の初期くらいまでは、比較的大きなお尻は、美しいとされていました。
安産の象徴に見られていたわけです。むかしは、医学が発達していなかったので、生まれてすぐに亡くなる子どももたくさんいました。
よって、子孫繁栄を宗教的な手段に頼って望まざるを得ない時代においては、大きなお尻がすごくいいとされていたのです。

 

時代が下って、昭和に入ると、女性はろくに食事をすることが出来なくなります。
父親や長男のご飯の支度や世話に追われて、女性は、落ち着いて食事ができなくなるのです。そういう時代は、小さなお尻の女性が美しいとされる傾向にありました。
つまり、いつもご飯をたくさん食べないで、男性のためにマメによく働く女性の象徴が小さなお尻だったのです。
戦後は、とにかく大きなふくよかなお尻がもてはやされます。
戦後の飽食や自由を象徴するかのような大きなヒップが、女優さんのトレードマークのようなものでした。
そして、夏目雅子さんの時代を経て、ついさっきくらいまで、ガリガリの脚に小さなお尻が乗っているスタイルがはやっていたのです。

 

お尻はバランスが大切です

バストの話をするときに「そんなに巨乳がいい?」という話がときどき出ます。
どうしても胸を大きくしたい女性に「どこまで胸を大きくしたいのか」尋ねるときにこういう会話になります。

 

つまり、全体のボディバランスに対しての適正なパーツのサイズというものがあって、全体のバランスを見ながら、お尻も小さくしていかないと、すごくアンバランスな体型になるのです。
大きなお尻が急に痩せると、ピーマン尻になったりします。ヒップの上の脂肪は、そうカンタンに落ちないので、お尻の脂肪ばかりを気にしていたら、ピーマン尻になりやすいのです。

 

時代とともに変わっていく「美しいお尻の概念」もほどほどに聞いて、自分のボディバランスに合ったヒップサイズを目指すコトが大切です。

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